弊研究所では、文化財の「情報公開」と「調査請負」を活動の柱としております。
1 文化財の情報公開
古代から近代の文化財に記された難解な文章を研究・読解し、分かりやすくインターネット上に公開します(文化財資料室にて)。学術的な知見に基づき、法人・行政・個人の皆さまが広く情報を活用できるよう充実してまいります。
【主たる研究・公開対象】
主に漢文(正格漢文)が記された文化財を研究・公開します。例えば下記のものがあります:
- 石碑、墓碑銘
- 肖像画賛、画賛
- 梵鐘銘
【ご利用者について】
幅広くご利用を期待しておりますが、下記のような方を特に想定してコンテンツを作成しています:
- 歴史・美術・宗教・古典文学に興味のある方
- 文化財行政担当者、博物館学芸員
- 研究者(日本史、美術史、宗教史、国文学ほか)
【公開優先度の高いもの】
下記のような文化財を優先的に公開していきます:
- 国ならびに地方自治体指定の文化財
※指定史跡内に所在するものを含む - 漢文石碑
- 災害の実態や教訓を刻むもの(水害・地震・火災など)
- 公益性の高い大規模工事を刻むもの(治水や新田開発、道路開通など)
- 国ならびに地方自治体が指定する史跡内にあって、文化財としての史跡の価値を考える上で無視できないもの(史跡の由来碑など)
- 17世紀に建立され戦国期の武将を顕彰するもの
- 肖像画賛
- 戦国期の大名・武将を描いたもの
- 中世に作成され武士を描いたもの
- 禅僧や医師を描いたもの
- 墓碑銘
- 梵鐘銘
- 京都にある文化財
※在京の研究所として、文化財の情報公開を通し微力ながらこの街の発展に寄与したいと考えます。
2 文化財の調査請負
ご依頼により、古代から近代の文章を読解します。
おおよそ文化財資料室にて公開している形式(※)で納品します(原則有料)。
※漢文の場合、概要・翻刻・訓読・註釈・現代語訳。
概要や翻刻のみなど、より簡易な調査も受け付けております。
【調査対象】
- 正格漢文をはじめ、仮名文や近世の候文など文体・文字形態を問いません。
- 行政文書、書状、文学作品、宗教関連文書など、文章の性格は問いません。
- 時代を問いません。
【ご依頼主について】
下記に挙げる方をはじめとして、個人様からのご依頼も広く受け付けております:
- 地方自治体 文化財担当課の方
- 博物館・美術館の学芸員・関係者
- 神社・寺院関係の方
- 古美術商・古書店の方
【詳細】
調査依頼はこちら。